暑さが日ごとに増してまいりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
本日は、5月27日に発売した
『Z世代・さとり世代の上司になったら読む本
引っ張ってもついてこない時代の「個性」に寄り添うマネジメント』
の著者である竹内義晴さんに、本書を出版する事になった背景や
コミュニケーションの活性化がチームワークに与える良い影響とは何か、
について語っていただきました!
ぜひご一読いただき、チームワーク向上に繋がるヒントを
見つけていただけると大変嬉しく思います!
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こんにちは。サイボウズの竹内義晴です。
実はこのたび、
『Z世代・さとり世代の上司になったら読む本
引っ張ってもついてこない時代の「個性」に寄り添うマネジメント』
という本を出版させていただきました。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0251/7539/2335/files/L_240x240.png?v=1655944298)
わたしは、「サイボウズ式編集部」というメディアを運営しており、
サイボウズを多くのみなさんに知っていただく活動をしています。
そんなわたしが、なぜ、この本を出版することになったのか?
そのことについて少しだけ、お話させてください。
実はわたくし、サイボウズで仕事をする傍ら、
しごとのみらいというNPO法人を運営しています。
いわゆる、複業というやつですね。
しごとのみらいでは、
職場のコミュニケーションや組織をよりよくするための
企業研修や講演をしています。
実は、この仕事をする以前は、
自動車やITの「根っからのエンジニア」でした。
一人で技術に没頭するのが好きで、コミュニケーションは苦手。
管理職はもっともやりたくない仕事の1つでした。
しかし、あるとき中間管理職をまかされ、
若い世代との関係に悩みました。
同僚との間に距離があるように感じて、とても孤独でした。
「若手との関係をなんとかしたい」と。
「うまくチームをまとめられるようになりたい」と。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0251/7539/2335/files/1DSCF4466_480x480.jpg?v=1655944316)
そこで、勉強したのが、
コミュニケーションや心理学でした。
傾聴の仕方や、質問の仕方、
信頼関係を築く方法、
相手の意識をよりよい方向へリードする伝え方、
などを勉強して、実践する日々が続きました。
「毎月1回30分、全メンバーと話をする」
イマドキではこれを「1on1ミーティング」なんて言いますが、
2005年ごろから、こうした実践を少しずつ積み重ねてきたタイプです。
その結果、若手世代との関係がよくなり、
「人を支援する仕事も楽しいな」と思えるようになりました。
さて、改めて管理職になりたて時代の気持ちを思い出すとき、
あのときの孤独感を、いまも胸のあたりで感じます。
「リーダーは、先頭にたって引っ張らなければならない」
「立場上、弱音は言えない」
「一人でがんばらなければならない」
当時、そんな風に思っていました。
ひょっとしたら、多くの管理職、リーダーの方も、
当時のわたしのようにお思いかもしれません。
でも、一人でがんばるのって、しんどいですよね。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0251/7539/2335/files/1DSCF4298_480x480.jpg?v=1655944309)
わたしが若い世代との関係がよくなったとき、気づいたのは、
「一人で頑張らなくてよかったんだ」ということでした。
それが、「チームで仕事をする」ということだと
思うようになりました。
さて、サイボウズで複業をはじめたのは2017年。
『チームワークあふれる社会を創る』
という理念に共感したからです。
そして、サイボウズ社内で、
1回30分、上司や同僚と話をする「ザツダン」という
文化があることを知ったとき、こう思いました。
「大切なのはやっぱり“話をする”ことだったんだ!」
「それは、組織が大きい、小さい関係ないんだ!」
と。
![](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0251/7539/2335/files/1DSCF4469_480x480.jpg?v=1655944323)
価値観や、コミュニケーションツールなどの変化が以前よりも早く、
しかも、コロナ禍により働き方が急速に変わったいま
「若い世代が何を考えているのか分からない」
「せっかく採用したのに離職してしまう」
そんな課題感をお持ちの人事の方、
管理職やリーダーが増えているようです。
しかも、わたしたちが上の世代から教わってきた
コミュニケーションのスタイルで、若い世代に接すると、
下手をするとパワハラ、モラハラと言われてしまう。
そのために、どんな距離で接したらいいのか分からない。
そんな課題感をお持ちの方も多いようです。
そこで、この本では、
・若い世代がどんな価値観を持っているのか?
・世代間ギャップが生まれるコミュニケーションの構造
・距離感を縮め、理解するための「話の聴き方」や「質問の仕方」
・望ましい姿にリードするための「伝え方」
・社会が変化する中での「これからのチームワーク」
について触れています。
この本が、管理職やリーダーのみなさんが
若手世代との世代間ギャップを縮める一助になるとうれしいです。
そして、少しでも気持ちが軽くなって、
「チームで仕事をするって、楽しいな」と感じていただけたなら、
これ以上の喜びはありません。
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