テレワークを「やりづらい」と感じるアナタに!サイボウズ流 テレワークのススメ

いらっしゃいませ!


三寒四温と飛び交う花粉に負けそうな日々ですが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか。

もうすぐ春ですね!

サイボウズでは、新型コロナウイルス対策として全社的なテレワークを開始して1年が経ちました。
それまでもテレワークを取り入れる人はいましたが、
全員が毎日自宅で仕事をして、全く顔を合わせなくなるのは初めてのことです。

ちょっとした立ち話や気の置けない同僚とのランチなど、
気軽なコミュニケーションをとることが難しくなったこの1年。

変化に戸惑いながらも新しい方法を模索する日々は、皆さまも同じだったのではないかと思います。

そんな中、『サイボウズ流 テレワークの教科書』という書籍がサイボウズ総研から出版されました。
「ICT・勤務環境」「コミュニケーション」「マネジメント」の3つの観点からテレワークを考える内容です。

チームワーク総研とは、
サイボウズがこれまで蓄積してきた人事制度やメソッドを、研修という形でご提供する組織です。

サイボウズ チームワーク総研
テレワークに関するご依頼も増えているそうです。


作者の1人である、シニアコンサルタントなかむらアサミにインタビューをしてきました!

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テレワークはなぜ「やりづらい」のか?

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本日はよろしくお願いいたします!

よろしくお願いします。


「テレワークの教科書」というとても分かりやすいタイトルですが、
どんな方に向けて作成されたんでしょうか?


テレワークにやりづらさを感じている、
マネジャーや中間管理職と呼ばれるような方々にぜひ手に取っていただきたいと思っています。
テレワークのやりづらさって、どんなところにあると思いますか?


うーん難しい•••
というのも、私は全面的にテレワークになってからも、業務のやりづらさはあまり感じていないんです。
ちょっとした会話ができなくなって、なんとなく寂しさを感じることはあります。


そうですよね。
チームワーク総研が行った「テレワーク中のコミュニケーションについての調査」では、
1日あたりに職場の人とコミュニケーションをとる時間は
『業務に関わるもの』が 「30分未満(0分含)」が6割で最多、
『業務に直接関わらないもの』については「0分」を4割の方が選択していました。




えーっ!この選択をした方々は、出社した時にはきっと沢山会話しているのでしょうね。
テレワークになって、コミュニケーションは本当に減ってしまったんですね•••。


マネジャーの方々にとっては、話しかけてもらいづらい、相談を受けづらいという状況に加えて、
文字でのコミュニケーションが増えたり、勤怠管理やプロジェクトの進行管理など、
「空気を読む」ことで進められていたことが減り、確認することが増えたことが、やりづらいと感じる要因かもしれません。


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「やりづらさ」を感じるマネジャーがまずできること

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コロナ禍で人と会えなくなり、業務の進め方も変わり、ストレスが増え、生活の楽しみが減りました。
感情の話をする機会が減っていると感じることはありませんか?


確かに。特に一人暮らしをしているメンバーが心配だなと思うことが増えましたね。


テレワークが長期化している企業では、
環境整備や生産性の話題から、感情情報をいかにオンラインに乗せていくか、という話題へ関心ごとが移っているように感じます。


そうは言っても、感情情報を会社の中で共有することに抵抗のある方もいらっしゃるかもしれないですね。


そうですね、人によっては望まないケースもあると思います。
「必ず報告しなさい」ではなく、オフィスのように「共有できる場所」の存在が大切なのかなと思いますね。


オフィスの代替となる、仮想オフィスが必要ということですね。


チャットツール、オンライン会議システム、グループウェアなどがその機能を果たします。
メールはテンプレートの性質が強いので、カジュアルな話題がしづらかったり、宛先に入っている人しか見ることができないという閉鎖的な側面があるので、こういったツールを取り入れていただきたいです。


「なかなか浸透しない」というお悩みもありそうですが•••


メンバーから始めるのはなかなか難しいので、
マネジャーから率先して行動することをおすすめしています。
  

やりづらさを感じるマネジャーの方にこそ、勇気を出していただきたいですね!


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オンラインマネジメントで組織を変える!

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ただでさえマネジャー業って大変そうだな•••と思うことが多いのに、
オンラインになってますます大変になっていませんか?


そうですね、環境がガラリと変わって、組織によっては危機だと感じることもあるかもしれません。
でも、組織は危機を迎えた時こそ変化するんですよ。
  

確かに、成長痛と捉えると少し前向きになれますね。



マネジメントについて、ちょっと発想を変えてみるといいかもしれません。
「管理する」ではなく「対話する」ことがマネジメントだ、とよくお伝えしています。


対話、ですか!



『「わがまま」がチームを強くする』にも繋がるのですが、一人ひとり要望は違うはず。
「できないから仕方ない」「ルールだから仕方ない」で終わらせるのではなく、「あなたはどうしたいと思う?」を対話を通じて丁寧に拾っていくことで、組織はより強くなれると思います。


テレワークという環境の変化を、マネジメントも組織も成長するきっかけにできるかもしれないですね。

 

ありがとうございました!


ちなみに、本書を出版するにあたってサイボウズの社員は出版社の方々に一度もお会いしていないそうです。
取材や校正は全てオンラインで完結させたという、
まさにテレワークによる「テレワークの教科書」
稀少な本になっておりますので、ご興味をお持ち下さった方はぜひ画像をクリックして商品ページをご覧ください。

オンライン試し読みもできます!


最後までお読みいただき、どうもありがとうございました!